普段、英和・和英のオンライン辞書として頻繁に使っているSPACEアルクで英語の翻訳コンテス開催中なのをご存知ですか?

そういえば去年も応募しようと思っていてすっかり期限が過ぎていたんでした。翻訳経験などは一切不問。実務翻訳部門と、出版翻訳部門に分かれており、それぞれ大賞(3万円)×1名、佳作(1万円)×2名が選ばれるそうです。締切は11月4日なので、あと1ヶ月ちょっとですね。
最初は、「期間短い!」と思ったけど課題のテキストを見たらそうでもありませんでした。

正直、賞金はお小遣い程度(笑)ですが、英語力や翻訳力を試してみたい方にはオススメかも。(毎年どれくらいの人数が応募しているのかは不明です)

課題のテキストもそれほど長いものではありませんでした。
特に出版翻訳部門のテキストは、児童書の一部から引用されたものらしく、小学生が興味をもって読み進めたい!と思うような訳が求められているようです…。
確かに翻訳って読者対象によってかなり訳し方が違うんです。

実務翻訳であればカッチリしたビジネス向けの文体で書く必要がありますし、英語力だけではなく専門知識も必要になってきます。

しかも、翻訳って「絶対もっといい訳があるはず」と考え始めるとキリがなく、深みにはまりまくってしまいます。
もちろん、じっくり考えられることが翻訳のいいところなのですが…。

というより、「意味が通じればいい」というレベルであれば、このコンテストのテキストを訳すのにそれほど時間はかからないと思います。
でも、意味が通じるだけでなくその先の、「わかりやすさ」とか、「日本語として自然か」なんて考え出したら、きっと締切まで何日あっても足りないことでしょう。

逆に、とにかくスピードとコミュ力を求められる「英会話」は、少しくらい間違っても、その場の会話の流れについていくほうが大切ですから、間違ったところをじっくり考え直すという機会があまりありません

普段、英会話重視で読解・翻訳はしたことない、という人はこの機会に一度翻訳をやってみると、あたらしい発見があるかもしれませんね。

私も今年こそは応募します!

ちなみにSPACEアルクはこういった日英・英日関係の通信講座をたくさん展開している大手なので、翻訳以外にも英語や日本語全般に興味のある人はチェックしておいて損はないサイト。
私もいくつか書籍のテキストを持っていますがわかりやすくて勉強しやすいです。

ほかにも、今後、こういう手軽に応募できるコンテストを見つけたら紹介していきますね。