英語にもお国柄や訛りがあって、例えばクイーンズイングリッシュはアメリカではあんまり通じないとか、キウィイングリンシュ(ニュージーランド訛り)はバカにされる(笑)などとよく聞きますが、正直、第二外国語として英語を学習している私たちにはいまいちピンときません。

日本でも、今時、東京の人だって関西弁も九州弁もある程度理解できるんですから、それが「英語」である以上、ネイティブスピーカーには通じるだろうと考えてしまいますよね。

でも先日、英会話カフェで覚えた若者言葉が、英会話レッスンのインストラクターにまったく通じず、こちらが意味を説明して、ようやく「なるほど。でも、それはアメリカ英語だから、誰でも通じるワケじゃないよ^^」と言われたんです。

もちろん、フォーマルな雰囲気でカジュアル過ぎる言い回しをしたとか、そういうTPOの問題ではありません。

純粋に、「通じなかった」んです。
英語なのに。

ちなみにその言葉とは、「liquid college(リキッド・カレッジ/直訳すると”液状の学校?”)」

「酔った状態だとなぜか外国語が上手に話せてしまう現象」を指す言葉だそうです。

あまりに私にピッタリなので、いろんな場所で使うぞ~!と意気込んでいただけに、通じなかったのはとってもショックでした苦笑

さて、ではなぜ、カナダ出身のインストラクターが、「それはアメリカ英語ね!」と断言できたのかというと、「college」という単語は合衆国以外の場所ではあまり使用しないからだそうです。

それはさすがに、なんとなく聞いたことがあります。

反対に、カナダ出身の彼女に、「アメリカやイギリスでは通じない」という注意つきで教えてもらった言葉が、”whoop whoop”。

“middle of nowhere” つまり、「なんにもない場所」。

私の場合は自己紹介で、「出身地はどんなとこ?」という話題になったときに非常に使い勝手のよい言葉です。

こんな風に、一口に英語といっても会話する相手やシチュエーションによって単語やフレーズを使い分けるのけっこう大変です。

日本語の方言や敬語なら自由に使い分けられるのに…。

でも、そんなことで悩むのも多少英語が上達したという証拠でしょうか。

少なくとも、「とりあえず通じればいいレベル」からは一段階ステップアップしているような気がします。

以上、ささいな出来事なのですが、カナダ出身のインストラクターにアメリカ英語が通じなかったのは、とても印象的な出来事でした。

でも正直、今は新しい単語や言い回しを覚えるのに精いっぱいで、その英単語がどこの地域で使われているかまで細かく気にする余裕なんてありません…汗