国際線でCAをしている友人からおもしろい話を聞きました。

特に日本人以外のCAの間では「日本人を見分ける方法」というのがあるらしく、それにより日本人だとわかった人には優先的に日本語で書かれたメニューや税関申請書を渡すんだそうです。

ではその日本人を見分ける方法とはいったいなんなのでしょうか?

まず一つ目は、「機内食を写真に撮ってる」。聞いた瞬間笑ってしまいましたが、たしかにそうかも!
私もブログを書いている身として、「なにかのネタになるかも」ってついつい写真を撮っちゃいます。

ちなみに日本人は自分の顔はそんなに撮らないそうです。それもなんとなくわかる…。

そして次の特徴はジェスチャー。国際線に搭乗する人がみんな英語(もしくはその航空会社の国の言葉)を話せるとは限りません。もし話せたとしても消灯後はできるだけ周囲の迷惑にならないよう、声ではなくジェスチャーを多用する人がたくさんいるそうです。

たとえば何かを尋ねたとき、「顔の前で手を振る」仕草は日本人に特有のもので、友人は乗務当初、どういう意味かわからなかったそうです。

これはもちろん、「いりません」とか、「大丈夫です」という意味。たとえば、「お客様、ブランケットはお使いになりますか?」と聞かれたとき、手を振っても日本人以外には意味が通じないそうです。

そしてもう一つは、「OKです」という意味で、親指と人差し指で○をつくりそのほかの3本の指を伸ばす仕草。
年配の方が「バッチリです」という時に使うのかな?

これも外国人には通じないジェスチャーの一つ。しかも国によっては別の意味もあったりして^^;
ちなみにエジプトでは、人前で言うことを聞かない子供をたしなめるとき、お母さんがこの仕草をするんだとか。意味は「あとで叱るわよ!!」。
(女性が人前で大声を出すのははしたないとされているので、こんな仕草で子供に伝えるそうです。)

ほかにも、自分のことをさすときに、日本人は人差し指で自分の顔をさしますが、欧米人は手のひらで胸を仰ぐようにするなど、いろんな違いがあります。

こういったジェスチャーは意味と仕草をする文化圏さえわかれば、その人がなに人かを見極めるポイントにもなってCAさんたちの間ではマニュアルもあるとかないとか。

それにしても言葉も通じないうえにジェスチャーも通じないとなったら、もう双方お手上げですよね。
そういう場面でも、英語だけでもできればスムーズに意思疎通できるのに!ともどかしい思いも半分、お国柄によって柔軟に対応できるきっかけになるなら別にいっか、という思い半分です。