このあいだ、英語が全然できない妹から、「英語のメールを受け取っただんだけど、意味わかんないから訳して!」というメールが来ました。
それほど難しい内容ではなかったので、訳して返信しその件はそれで終わったのですが、中学~高校レベルの文章で書いてあっても読めない人は読めないんですよね。
私は幸い英語はできますが、因数分解とか連立法的式など小学生レベルの算数でもできない自信があるし、英語もそれと似たようなものなのかもしれません。
さて、中学校や高校の英語教育で問題になることとして、「キレイな発音だと笑われる」というのがありますよね。
私は、いわゆる「英語得意キャラ」だったので、どんな発音だろうがみんなゆる~く見守っていてくれましたが(でも別に先生に褒められたりもしませんでした)、確かに、「キレイな発音」=「ふざけている」という雰囲気はありましたよね。
英語が話せるようになりたい子でも、発音をがんばったら笑われるのがわかっているから、わざとカタカナ発音で授業を切り抜けたような話も聞いたことがあります。
そういう授業の雰囲気と、日本人が英語苦手なことと、もしかしたら何も関係ないのかもしれませんが、でも努力してる人を笑うのはちょっとどうかと思います。
大学に入って、全国の高校から来ている人と話すとけっこうみんな、「キレイな発音で笑われた」経験の持ち主です。
中には、「授業中はカタカナ発音でお茶を濁して、ネイティブの友達と話すときは発音に気をつけていた」という強者も。
それじゃあ学校での英語教育はほとんど意味がないです。
空気を読む勉強にはなったかもしれませんが(笑)
英語の発音ってどんなにがんばってもネイティブに追いつけるわけではありませんが、それでもせっかくの発音機会が教室の雰囲気のせいで潰されてしまうのは忍びないです。
キレイな発音をする人が、「調子にのってる」なんて囃し立てられないようになるといいのですが…。
なお、海外の非英語圏では発音を笑われるなんてこと絶対にありません。反対にヘタな発音をバカにされることくらいはあるかもしれませんが…。
それに、そんな教科は英語だけですよね。体育でも数学でも、成績がよくてバカにされるなんていうシチュエーションは見たことがありません。
だから、もしかしら発音のキレイさが点数や成績に一切反映されない日本の評価方法にも問題があるのかもしれませんね。
今日は、日本の英語教育について思ったことを書いてみました。
みなさんが学生のころはいかがでしたか?