アメリカの普通のスーパーには、日本のような薄切り肉というものを置いていません。肉はブロックかミンチがほとんどなので、肉をガッツリ食べる習慣の無い我が家にとって、大変な試練でした。また、異例の寒さに見舞われた今年の冬、暖かいしゃぶしゃぶや、豚汁が食べたいなーなんて思ってもお肉が手に入りません。
そんな時、他の日本人の奥さまから良い情報をゲットしました!大手スーパーkrogerで量り売りしている肉ならブロック肉を薄くスライスしてくれると言うのです。
早速次の日に行って見ました。通常のパック入りのお肉ではなく、おじさんが量り売りしてくれる肉売り場で、豚のブロック肉を薄切りに出来ないかお願いしてみました。おじさんは笑顔で承諾。1枚サンプルを切ってくるから待っててねー。と調理場入って行きました。
戻ってきたおじさんが手にしていたのは、(日本よりはやや厚いけれども)薄切り肉でした!その厚さで全部切ってもらい、見事薄切り肉400gをゲット。しかも100g=80円くらいだったので、だいぶお得!最近買った怪しげな中国産のお醤油を試してみたかったこともあり、その日のうちに生姜焼きにして美味しく頂きました。ちなみに、薄切りは“paper thin”と言えば伝わるそうです。
しかし、この薄切りは、切る人の技術に依るようです。1ヶ月後にまた同じスーパーの同じお肉売り場で”paper thin”で、とお願いしました。今度はおじさんでなく、とってもフレンドリーなお兄さんでしたが、“I’ll make it as thin as possible”(出来るだけ薄くするよ)と親指を立て、切ってきてくれたのですが、出てきたのは厚さ8mm程度に切られたお肉。。でもせっかく切ってもらったので購入。写真がそれです。味は変わらず美味しかったですが。。お肉のスライスには技術が要るようです。
<編集後記>
いかがでしたか?アメリカでの肉っていうと、やっぱりステーキをイメージしますよね!?それからバーベキュー。どちらも肉の塊で、そのまま食べることが多いようです。
日本料理だと、肉じゃがとか、しゃぶしゃぶとか、薄くスライスしたお肉を使った料理が一般的ですが、これをアメリカで探すとなかなか大変です。
でも、アメリカ文化では、店員さんにリクエストをするのは普通なので、リクエストしてみるのがいいでしょう。英会話教材などで独学を中心に勉強してきた人の中で、英語力が伸びていく人は、こういうときにどんどんコミュニケーションをとっていく人だと思います。
最初は伝わらなくても、何回か話しているうちに伝わってくるので、継続していくことがポイントですね。