カラオケで洋楽を歌うと英語の発音がよくなる?!という嘘のような本当の話を聞きました。
曰く、カラオケで洋楽を歌う人は、「聞こえたまま発音している」「楽しみながら英語を発話している」「大きな声で英語を発音する」という、外国語の発音上達に大切なポイントをクリアできているんだそうです。
そうかなぁ?と思って自分の過去の経験を思い返してみているのですが、残念ながら、英語の曲を歌った記憶があんまりありません…。。
でも、たとえばフランス語とかイタリア語の曲だったら?
私はエディット・ピアフが好きなので、彼女の曲をときたまカラオケで歌います。
それでフランス語の発音が上達したかというと、正直疑問です(笑)
フランス語の文法事項や発音に関する知識がなさすぎるので、フランス人の歌い方にいくら似せたところで、それが合ってるのか間違ってるのか、判断がつきません。
当然、「それっぽく」歌おうとは努力していますが…。
反対に、フランス語の初歩を少しばかり勉強した後にピアフの曲を歌ったとき、歌詞を追うスピードが上がったように感じたというのが実際のところです。
文法知識があって、ようやく歌を歌えるレベルになるんですね…。
で、その後、歌を繰り返し歌うことで発音が上達する。
英語を始めたばかりの人にとっては洋楽カラオケは期待薄かもしれません。
もちろん、多少なりとも英語の文法知識がある人であれば、洋楽カラオケも英語上達の一方法だと思います。
意味や、シチュエーションを理解しながら歌うことが大事なのではないでしょうか。
あと、カラオケで発音が上達する理由として、「かっこつけたい」という人間の心理は大きな役割を果たしているんではないでしょうか。
邦楽を歌う時だって、少しでも自分がかっこよく、あるいは素敵に見える曲を選びますよね。
歌いやすいとか、キャラに合っているとかです。
洋楽の場合はきれいな発音ですらすらと歌い上げるだけで注目の的になれるので、そのために発音練習をがんばれるというわけですね。
ただ、洋楽カラオケはメンバーの盛り上がりに注意する必要があります。
世の中、英語ができる人ばかりではありません。
なんだかよくわからない歌詞の曲ばかり聞こえてくると眠くなってしまうし飽きられてしまう可能性も。
だから、普段の仕事仲間や学校仲間のカラオケでは当たり障りのない曲(笑)を歌っておいて、英会話を勉強している仲間同士で洋楽縛りカラオケの機会を設けるのがベストのような気がします。