英検とTOEICの違いって皆さん、ご存知ですか?
先日、高校時代の英語の成績や勉強の思い出について友達と話し合ったのですが、当時(10年くらい前)は、みんなとにかく英検を受けまくっていたように思います。
かくいう私も中学3年で準2級、高校入学直後に2級を取得しました。(そして準1級に落ち続けて現在に至る…)
でも、最近「英検」って聞きませんよね。
それよりも大学でも会社でも英会話学校でもTOEICにより英語能力を判定しているように思います。
今現在、仕事で英語を使う機会はありませんが、この際なので、英検とTOEICの違いを調べてみました。
まず、試験の内容ですが、英検はどちらかというと、読解や単語・イディオムの知識などが試されます。また一次試験、二次試験と分かれており、2次試験ではスピーキング能力を見られることになります。また、結果も合格か不合格かの2つしかありません。
一生に一度でも合格すれば、それより上の級に合格するまで、履歴書に書くことができますが、合格しなければ、自分の英語力を示すことのできる指標がありません。
本当はあと少しで英検2級に合格できる実力をもっていても、履歴書には「英検3級」と書く羽目になるのです。
それに、私のように10年前に取得した英検2級を書いて何か意味有るんだろうか?と思うのは当然ですよね。
実際に、大学卒業した時点で英検2級の英語力があったかと問われると「NO」と答えざるを得ません。
そこで注目され始めたのがTOEICです。
TOEICは基本的に受験後2年しか評価対象になりません。
たとえば700点を取得しても、2年以上経過すれば、その成績を履歴書などに書くことはできません。
しかし、1ヵ月後に、710点を取得すれば、そこから2年間は「TOEIC710点」が自分の成績になるのです。
ですから、中学や高校など「昔とった杵柄」が存在しない年代では英検受験を勧められることが多く、大学進学や就職の場面になると、実際に今、運用できる英語力が求められるのでTOEICが重視されるようになるのです。
つまり純粋に自分の英語能力を試すだけなら、英検でもTOEICでも構いませんが(英検の場合不合格でも点数はわかります)。
でも、その英語力を使いたい場面によって、受ける試験を変える必要があるということです。
そして、最近は大学も企業もTOEICを重視するようになっているので必然的に、英会話学校などもTOEIC受験対策に力を入れるようになっているワケなのです。