日本語と英語は違う!
英語は、日本語とは全くの別物です!
ここを抑えた上で、英会話の勉強を始めましょう。
音の数が18倍!
日本語の音は108音で構成されますが、英語の音は1808音で構成されています。単純計算で、英語では18倍の音を聞き分け、正しく発音する必要があります。
例を挙げると、「R」や「TH」など日本語には存在しない発音があります。「ア」に相当する発音は、なんと5種類[a、æ、ə、ʌ、ɑ]あります!
帰国子女では、子供の頃から英語の音に慣れ親しんでいるため、違いを聞き分けられます。
しかし、今まで英語の音を聞いてこなかった私たちは、聞き分けることが出来ません。
ピアノの絶対音感のように幼児教育が必要になります。日本で育った以上、仕方がないことですけど。
中学校や高校では英語の先生は、アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人、ニュージーランド人などのネイティブ(英語を母国語として話す人)でしたか?
残念ながら、多くの方が英語の先生が日本人だったのでは!?
その「英語の先生」が、ネイティブレベルの発音であれば、問題はないかも知れませんが、そんなラッキーな人は、まずいないでしょう。
抑揚とアクセントが大事
日本語はフラットな発音が多く、イントネーション(抑揚)やアクセントをそれほど意識しなくても、コミュニケーションできます。しかし、英語は違います!
<英語特有のイントネーション>
■疑問形なら語尾を上げる
■疑問形でも語尾を下げれば確認の意味になる
■動詞や名詞など協調したい部分を強めに発音する など
英語には特有のイントネーションがあって、伝えたい内容(感情)によって、文章の中で強調する部分変わってきます。
そして、英単語レベルではアクセントの位置が決まっていて、これがずれると相手にうまく伝わりません。
通じる英会話を早く身に着けたければ、イントネーションとアクセントに注意して英語を話すこをがポイントです。
結論から
日本語:私は、あなたを愛している/いない。
英語:I love/don’t love you.
重要な部分は、日本語では最後ですが、英語では最初にきます。
日本語に慣れていると、文末に注意して聞いてしまいますが、英語では文頭に注意して聞く必要があります。
スピーキング、リスニングの両方で重要で、練習が必要です。
一説によると、欧米人は狩猟民族が多く、常に危険にさらされていた状況から、最も重要なことを最初に伝え、あとから修飾語を付け加えていると言われています。
日本人は、農耕民族で田んぼや畑が人を襲う心配がなかったこともあり、このような言語体系になったそうです。
YES/NOが逆!?
Do you like apples?
と聞かれれば、好き(Yes, I do.)と嫌い(No I don’t.)と答えられます。
しかし、これはどうでしょうか?
Don’t you like cats?
好きなら何て答えますか?
正解は、好きなら肯定文で「Yes, I do.」、嫌いなら否定文で「No, I don’t.」となり、
Do you like cats? と聞かれた場合と同様です。
コミュニケーションを進めていく上で、YESかNOは超重要です!日本語とは逆!?と思える状況で、自分の意向を間違いなく伝えられますか?
分からない時は、正直に!
日本語の会話では、相手の話している内容がよくわからない場合であっても、何となく愛想笑いをしてお茶を濁してしまうことがありませんか?
英語圏の文化では、「何を考えているんだ???」と思われます。
分からないときは正直に「I don’t understand.」と言い、聞き取れなかった時には「I beg your pardon?」と言いましょう。
日本だと、「何?そんなことも分からないの?」と話してが聞き手を馬鹿にしてしまう状況もあります。
しかし海外では、相手にきちんと伝えられない方が、コミュニケーション力不十分と認識されます。
ですから、分からない時には知ったかぶりをせずに、正直に伝えましょう。
そして、自分が伝えるときは、相手に分かりやすいように伝えましょう。