秋~冬にかけては意外にも英会話をはじめる人が多い季節です。
一番多いのは、やはり何かをはじめたい気分になる春先ですが、1年の始まりである年末年始にも英会話レッスンはけっこう混んでいてなじみのインストラクターの予約が取れないこともしばしば。
そういうときは、レッスン1コマをより有意義なものにしなきゃ!という気持ちが働き気合いを入れて予習復習をしてしまいます。
さて、楽天の三木谷社長が「一億総トフル」なんて言って盛り上がっていますね。
企業の公用語はだんだん日本語から英語にシフトしていくんでしょうか?
私が働いている会社はとってもドメスティックで普段英語を使う機会なんてまったくありませんし、日本語の文章を扱うので、公用語を日本語意外にするなんてちょっと考えられません。
でも友人のなかには、三木谷さんの会社でがんばっている子もいて、先日、久々に再会した際に社内の話を聞くことが出来ました。
その子に話を聞いてみたところ、社内公用語は「慣れる」そうです。社内英語化を進める企業では、新入社員としてインターナショナルスクール出身者や留学経験者を積極的に採用します。
そういう人たちは英語力が高いのはもちろん、どんな相手とでも(たとえ日本語話者とでも)英語でやりとりするのに抵抗がないからです。
よく、日本人が英語をできない理由として、「恥ずかしがる」とか「人の英語を揶揄う」などといった文化が上げられますが、一度でも日本と離れた場所で生活したことのある人は、そうした雰囲気を異に介さない傾向にあるそうです。
飲み会では日本語で話す人同士でも仕事になれば一瞬で英語にシフトチェンジできる柔軟さもあるのかもしれません。
そして新入社員が英語ペラペラで、英語でのコミュニケーションにも臆さないとなると、先輩や上司だって英語力を鍛えないわけにはいきませんよね。
そんなふうに、下の社員の英語化を促進することで会社全体をだんだん英語にしていっているんだそうです。
でも実際、中堅の人たちにとっては、社内英語化は辛い部分もあるようです。
それまでつくりあげてきた仕事や、手慣れてきた作業手順も、使う言語が変わってしまえば、また一から作り直さなければいけませんから…。
言語ができないだけである種の下克上が起きてしまうなんて少し怖いですが、グローバルに世界に立ち向かっていくためには避けて通れない道でもあります。
将来的には国内向けの産業以外はすべて社内公用語が英語になる日もくるかもしれませんね。