先週、新幹線で外国人観光客のお手伝いをした話を書きましたが、それを会社の人に話したところ、「まず『お手伝いしましょうか?』って言えないよ」という声が。
私はあまり人見知りせず、特に飲み屋のオジサンなどとは誰よりも早く仲良くなるタイプなので、誰でも平気で声をかけてしまいますが、シャイな日本人にとっては、お手伝いを申し出る一言こそがハードル高いのかもしれません。

英語の内容的にはきっと中学生レベルの会話文なんだろうけど、慣れていないと難しいですよね。私だって、中学生レベルの数学の問題が解けるかと言われれば絶対無理ですし、人それぞれ向き不向きがあるはず。
でも、やってみると意外と簡単なものですよ。最初の一言だってショッピングでおなじみの「Can I help you?」でOKなんですから。

あと、今から思い出すと私、通訳はなんにもしてないんです。それよりも本当に会話のお手伝いをしただけ。ダイアログを書いてみますとこんな感じです。

私:目的地はどちら?
外国人観光客:東京。券売機の使い方がわからなくて一番短い区間の切符を買っちゃったんです。
(「とうきょう」という音が聞こえて車掌さん安心する)
私:差額を今払えますか?
外:もちろんそのつもりです。
私:差額教えてあげてください。
車掌さん:ちょっと待っててね!
私:彼がすぐ確認して教えてくれるそうです。
外:ありがとう〜

とまぁ、誰かの翻訳をしてるわけではないんですよね。その現場に居合わせると、言語が通じなくてもある程度の状況は把握できるわけで、必ずしも私が特別英語ができたというわけではないと思うんです。

もちろん、上記のようなダイアログなら逐次通訳くらいはできたかもしれませんが、そんなことしてたら時間が2倍かかるだけだし、これはこれでよかったんじゃないかと思います。

ちなみに隣の席というわけではなかったので別にその後おしゃべりをしたわけではないけれど、降りる時にはお互い「Thank you~」「No problem^^ Have a good day~」「You too」といかにも教科書のようなやりとりをして東京駅に降り立ちました。

みなさんも、もし英語で困っている外国人がいたらぜひ勇気を持って話しかけてみると、ちょっとした国際交流&人助けができるかもしれません。

そういえば、私がお手伝いする前、電子辞書の音声翻訳機能を使ってやりとりを試みていたけれどてんで役になっていなかったことを今思い出しました。
ああいうのって便利そうだけど、現場では意外と使えないのかも。余談ですが…。