ロゼッタストーンとは?
「この男、ロゼッタ人」のキャッチフレーズは、テレビCMでもおなじみでした。
ロゼッタストーン TOTALe Basic(トターレベーシック)
ロゼッタストーン TOTALe(トターレ)
の2種類ありますが、今回紹介するのは、TOTALe Basic(トターレベーシック)の方で、TOTALe(トターレ)との違いはオンライン英会話が含まれていないことです。
<ロゼッタストーン TOTALe Basic(トターレベーシック)の概要>
料金:4,980円
学習方法:PC、スマホ、タブレット
※NEWロゼッタストーンからスマホやタブレット対応となりました。
レベル:初級~中級
返金保証あり
使ってみて効果が実感できない場合、ダウンロードしたけどパソコンにインストールできなかった場合など、30日以内なら返金保証があります。詳細は公式サイトでご確認ください。
ポイント:
・学習コンテンツが豊富
リスニング、リーディング、スピーキング(発音)、ライティング、語彙などを網羅
・日本語を一切使わず、アメリカ人の子供が英語を勉強する感覚。
・発音練習が徹底的にできるので、中級者以上でも役に立つ
・英語だけでなく、中国語、ペルシャ語など全24言語ある。
英語版は、アメリカ英語版とイギリス英語版がある。
⇒【公式】ロゼッタストーン
ロゼッタストーンで英語ペラペラになるの?
ロゼッタストーン TOTALe Basic(トターレベーシック)の最大の魅力は価格が安いことですが、単なる学習ソフトで、オンライン英会話のようなネイティブとのコミュニケーションはできません。(オンライン英会話は、別途契約が必要です)
Q:ロゼッタストーンで英語ペラペラになるのでしょうか?
A:日常会話レベルや海外旅行レベルでしたら問題なく習得できます。
だいたいのイメージとしては、海外駐在員の奥さんがアメリカやイギリスなどの英語圏で買い物や手続など日常生活を送るに困らないレベルとなります。
実際の内容は体験談でお伝えしますが、英語を英語で習得できるのがロゼッタストーンです。
なぜ多くの日本人が英語が話せないのか?それは、英語で言われたことを日本語に訳して考え、その内容を英語に翻訳してコミュニケーションしているからです。
簡単な手続きならこれでも何とかできるかも知れませんが、実際の会話はとてもじゃないけど間に合いませんし、友人と会話を楽しむ余裕も持てないでしょう。
ロゼッタストーンでは、HelloやThis is a pen.などの簡単な英語から始まって、単数や複数、単語、否定文や疑問文など、英語のまま勉強していきます。
一度出てきた内容は、角度を変えて繰り返し出題されますので、プログラムに沿って学習していけば、いつの間にか英会話が習得できているでしょう。
向いている人は?
では、ロゼッタストーンに向いている人はどんな人でしょうか?
■とにかく、安く英会話の勉強を始めたい人
■英会話学校に通う時間やお金がない人
■英会話学校やオンライン英会話で先生と接するのが恥ずかしい人
■上記であっても、英語をしゃべれるようになりたい人
■ブランクがあるが、再度復習したい人
反対に向いていない人は?
■ネイティブ講師から英語を学びたい人
■英語を勉強する際、どうしても日本語から入りたい人
英語が喋れるようになりたい(必要がある)けれど、今はお金も時間もかけられない・・・
そんな人は、ロゼッタストーンを使ってみましょう。
反対に、どうしてもスマホじゃなきゃダメ、ネイティブで美人のアメリカ人先生じゃなきゃダメ(笑)と言う人は向いていないかも知れません。
だたし、これは活用方法の問題で、始めのうちはロゼッタストーンで勉強をして、なれてきたらオンライン英会話などを併用するのがいいかも知れません。
メリット
<メリット>
■いつでも、どこでも学習可能
PCはもちろん、iPhoneやiPadでもOK!
■コンテンツ内容が豊富
リスニング、リーディングはもちろん、スピーキングやライティングまで
■一人で発音練習が徹底的にできる
ひと目・時間を気にせず、いつでも・どこでも
最大の魅力は、発音練習が徹底的にできることです。というのも、中学校、高校などの英語の授業では、発音やイントネーションについて注意を払うことはなかった人が多いと思います。
日本人の英語の先生の発音を聞いて、それを真似る。でも、その発音は明らかな日本語英語で、ネイティブには通じない・・・
この経験は、海外旅行や、外国の方とのお仕事を経験された方なら、痛感しているでしょう。
英語でコミュニケーションをするためには、英単語の数を増やすよりも、聞いたことがある英単語や英文を正しい発音で話すことが重要です。
大学受験など受験勉強で英語が得意だった方でも、時間をかけて発音練習をした方は少ないでしょう。この機会にこっそり、そして着実に発音をマスターしておきましょう。
デメリット
<デメリット>
■スマホ未対応(PCのみ)
⇒スマホ、タブレット対応になりました。
■オンライン英会話ではない
別途オンラインサービス契約が必要
■価格が安すぎて、挫折しやすい!?
TOPページでは、インプットの重要性とともにアウトプットの重要性を述べていますが、ロゼッタストーンではアウトプットの手段がありません(別途オンラインサービスを契約すれば別ですが)。
しかしながら、実際に試してみると、単語やセンテンスの発音練習ができて、まるでオンライン英会話の先生がいるような感じでした。上級者の方は、ちょっとした言い回しなどに気を配る必要があるため、ネイティブの先生に習うことは必要です。でも、初心者の場合は、単語やちょっとしたセンテンスの練習がメインになるため、ロゼッタストーンのような音声認識ソフトで十分足りてしまうのです。
体験談
インストール
ロゼッタストーンの公式ページを見ると、CDと教材の写真がありますが、実際にはダウンロード版での販売となります。
販売元であるソースネクストのホームページから購入した後、プログラムをダウンロードしてインストールします。
パソコンはWindowsでもMacでもどちらでもOKですが、ファイスサイズが大きい(2GBくらい)のため、フレッツなどのインターネット環境とハードディスクの空き容量に注意しましょう。
1ライセンスでパソコン2台までインストールできますので、自宅用と仕事用のパソコンの両方にインストールといった使い方もできます。
ロゼッタストーンはマイクを必要とします。ノートパソコンに内蔵のマイクでも使えますが、発音練習の時にうまく認識しない可能性もありますので、別途ヘッドセットを購入する方がいいです。
起動
起動時に更新プログラムの確認、プロファイル選択とともにインターネットに接続してライセンスのチェックを行っているようです。学習中はインターネット環境は必要ありませんが、常時インターネット接続のパソコンから起動するのがいいでしょう。
上記のようなメニュー画面が立ち上がったら、右上の「レッスンんを続ける」ボタンか、下からレッスンを始めるアクティビティを選択して、レッスンをスタートします。
レッスンを始める前にマイク設定を行って、音声が正しく認識されるかチェックします。「続行ボタン」をクリックして、「1,2,3,4,5」と日本語でも、英語(one two three four five)でもどちらでもOKですので、マイクに向かってしゃべります。
コアレッスン
それでは、レッスンを開始しましょう。日本語を一切使わないで英語を勉強するとなると、不安になる人も多いかも知れませんが、一番最初は上記のように簡単なレッスンから始まります。
一番最初は、言われたことをリピートするだけです。
パソコンから聞こえてくる声に従って、「Hello」と言います。自分が喋ったのは上記の赤枠内に表示されます。正しく認識されるまで先には進めませんので、落ち着いて、大きな声ではっきりとしゃべりましょう。
次は、「a girl」に相当する写真を選択します。girlは少女、女の子という意味ですから、左上の金髪の女の子の写真をマウスクリックで選択します。
ここで、ただ単に「girl」ではなく「a」がついているところがミソですね!この段階では意識する必要はないですが。
次は動詞のレッスンです。しかも現在進行形。でも文法を意識する必要はありません。
「The boy is eating」に相当する写真を選択するわけですが、写真の中には、男の子(boy)と女の子(girl)がいます。動作としては、食べている(eating)と飲んでいる(drinking)がありますが、この中から正しい写真を選択します。
念のため日本語での説明を加えていますが、実際のレッスンでは当然ですが英語のみです。でも、私がやってみたところ、何の違和感もなく始められたので、問題ないと思います。
次は発音練習です。例に従って、「a girl」と発音します。きちんと発音できていないと次へ進めないので、大きくはっきりと発音しましょう。
(girlの発音は、rの後にlが来るので、ちゃんと発音しようとすると、実は結構難しいです。ロゼッタストーンでは、それほど厳密ではありませんが、アクセントには注意して発音しましょう)
次も発音練習ですが、こんどはセンテンス(文章です。)見本に従って「The girl is eating.」と発音しましょう。
ちなみに発音は、上記のように厳密にチェックすることもできます。上がお手本の正しい発音で、下が自分の発音です。
発音練習
コアレッスンの後は、各重点ポイントについて復習します。ここでは発音練習です。
「reading」(読む、読書する)という単語を「rea」と「ding」に分解して発音練習します。
英会話学校などに行くと、きちんと発音できていない時などに先生が単語をばらして、ゆっくり発音してくれることがありますが、ここではこれに相当するレッスンが受けられます。
英語の発音の中には日本語にない音がたくさん含まれているため、このように細かくばらしてゆっくり発音することで、より正しく発音できるようにあると思います。ロゼッタストーンのここがすごい!と思ったポイントの一つです。
語彙練習
次は、英文「They are swiming.」に相当する写真を選択します。swimmingは泳いでいるですので、一番左を選択します。
同じように写真から選択しますが、今度はもう少し選択肢がふえました。上記で見ていない写真も含まれていますが、ここに来るまでのレッスンで出てきているので、問題なく勧められるでしょう。
文法練習
次は文法練習です。でも最初なので、単数形と複数形です。
「a man」に相当する写真を選びますが、単数形なので、男性が一人で写っている写真を選択します。
manの複数形はmen、womanの複数形はwomenと規則変化ではなく不規則変化、しかもwomenの発音は無理やりカタカナで書くと「ウィメン」となり、日本で考えると混乱してきますが、ロゼッタストーン方式だとすんなり入ってくるから不思議です。
おそらく、アメリカとかイギリスの子供たちはこのような感じで英語を習得していくのでしょうね。あと、manとかwomenのように使用頻度が高い単語は、個人的な感想ですが、不規則変化が多いような気がします。ロゼッタストーンだとこのような余計なことは考えずに学習できるので、効率はいいかも知れませんね。
上記と同じように単数形(boy)か複数形(boys)を選択しますが、写真にあった文章におなるように選択します。be動詞がisかareなのか、自然に学習できるところがミソですね。
ライティング練習
ライティングの練習です。PCソフトの勉強だと、ペンと紙を使ってのレッスンはできませんが、タイピングを使っての練習はできます。
写真では「swimming」と単語を打ち込んでいますが、文章を打ち込む場合もあります。基本的なスペルも勉強しておきましょう。
コアレッスン+αで効果的なレッスン
レッスン構成は、
レベル > ユニット > アクティビティ
となっています。
レベル1からレベル5までの5段階で、各レベルは4つのユニットで構成されています。
レベル
そして、ユニットの中にアクティビティがあります。上の写真は一番最初のアクティビティ(レベル1 ユニット1)です。
各アクティビティで、コアレッスンの後に発音、語彙、文法、リスニングと読解、読解、ライティング、リスニング、会話、復習があり、アクティビティの最後にはマイルストーンも用意されています。
これだけたくさんの内容が盛り込まれていて、前に習ったことを違った角度から勉強していきますので、英語が自然に身についていくのも納得できますね。
感想
ロゼッタストーンを使ってみた感想としては、一言で言うと意外とイケる!といった感じです。
パソコンのソフトのみ(しかもUIが古い感じ)で、オンライン英会話に対応していないこと、監修が不明なこと(例えばケンブリッジ大学監修とか、オクスフォード出版監修のように)から、完全に初心者用の英会話教材であまり期待はできないんじゃないか!?と思っていました。
ところが、実際に使ってみると、とてもよく考えられた教材だと思います。英語を英語のまま理解できるように、例文や写真も良く考えられていると思います。新しいことが一つ出てきたら、別の場面で違った切り口から出題されている感じで、英会話について立体的に理解できるようになっている印象がありました。
TOEICやTOEFL、英検などの直接対応しているわけではありませんが、ロゼッタストーンで学習した後は、リスニングの点数が上がっている人も多いのではないかと思います。
中級以上の方であっても、自分の発音を見直すちょうどいいソフトだと思います。実際に出題される発音のテストでも、一つ一つ丁寧に発音していくことで、全盛期よりは英語力が落ちた方でも、その頃の感覚を取り戻すきっかけになってくると思います。
上級以上の方、実際に英語を職業で使われる方(翻訳やビジネス英会話など)には、多少物足りないかと思いますので、他の教材と合わせて、ロゼッタストーンの活用できる部分は使ってみたら良いかも知れません。
口コミや評判
ロゼッタストーンに対して、どんな口コミや評判があるのが、Yahoo知恵袋などのQAサイトを中心に口コミや評判を調べてみました。
個人的にはオススメです。
英会話は、怪しい教材が色々ありますが、聞くだけでは絶対に上達しません。
同時にしゃべることが重要です。
個人的にですがロゼッタストーンであればなかなかおすすめできます。
私も実践していますが、しゃべらないと先に進めなく、且つゲーム性が高いのであきらめることなく続けてられます。
NASAでも採用されているものですので、内容はしっかりした作りです。
ゲーム感覚で面白いです
ロゼッタストーンは、日本の教材では数少ないアウトプット型の教材で、声にださないと前に進まないので英会話ということで特化するならばかなりおすすめです。
なによりゲーム感覚で面白いです。
TOEICには不向きです
TOEIC目的で購入されるのならば、目的が異なるため辞めたほうがいいです。
日常会話を学べました
ロゼッタストーンは、日常会話の中の「決まった言いまわし」を覚えるのに役に立った。
買い物とか、数字を使った表現とか、頼みかたとか、お礼の表現とか、、、、
生活の為のエッセンシャルを集中して学ぶ感じ。
コンソールがインタラクティブなのがいい(CDは眠くなるからね)。
上記の他にも、様々な書き込みがありました。この中には、ソースネクストが販売をする前にCDとして、6、7万円で売り出されていた頃の情報も多かったです。現在は、5000円弱で購入できるので、若干ニュアンスも変わってくるでしょう。
オンライン英会話についてはあまり良い評判は見つけられませんでしたが、今回紹介しているロゼッタストーン TOTALe Basic(トターレベーシック)では含まれていないため、省いてあります。
4980円で購入できること、初心者向けの基本的な英会話学習ソフトであること、英語を英語で学習するため日本語による文法解説などがないことを考慮すれば有効活用できる英会話学習ソフトだと思われます。
(追記、本口コミはNEWロゼッタストーンになる前で、値段も異なっています。)
24言語のラインアップ
ロゼッタストーンは、英語だけでもアメリカ英語とイギリス英語の2種類あります。
他にも中国語(マンダリン)、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、韓国語、スペイン語(スペイン、ラテンアメリカ)、アラビア語、ロシア語、ヒンディー語、フィリピン語(タガログ語)、トルコ語、スウェーデン語、日本語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ヘブライ語、ギリシャ語、オランダ語、アイルランド語、ペルシャ語(ファルシ語)があります。
全て同じ使い方(ユーザーインターフェイスや写真も同じ!?)なので、英語以外の言語を勉強する時もすんなりと始められるでしょう。
日本語もありますが、これは日本国内でのみ販売しているそうです。来日した外国人がターゲットになっています。