さて、午後12時半ごろに、台北の松山空港に到着しました。まずはホテルに荷物を置こうと、宿泊先である『君品酒店』へ。ちなみに五つ星★★★★★です。自分へのちょっとしたご褒美ということで、一人旅なのにエグゼクティブツイン(笑)
ホテルはメトロの台北駅や地方へのバスターミナル、それに大きいショッピングモールにも直結したものすごく利便性の高いところ。と、地図上では思っていたのですが、何しろ台北駅自体がものすごく広いので改札からは少し距離がありました。
さて、ホテルに到着して荷物を預ける段になって初めて、台北の人とのコミュニケーションです。ホテル紹介にはほとんどのスタッフが日本語OKと書いてありましたが、まずは英語で。
日本語OKで英語NGということはまずなさそうで、英語もふつうに通じます。そして何より私の英語も無事に通じて一安心でした。これはあとからわかったことですが、母語である台湾華語に加え、日本語・英語もできる方でも、どちらかといえば英語のほうが得意そうな印象。
日本語は接客に必要最低限な人もいそうな雰囲気でした。
たとえば、とある吃食(軽食)カフェに入って水餃子を注文したとき、ウェイターのお兄ちゃんが「一皿に10個入ってるけど大丈夫?」と英語で声をかけてくれたんです。おかげで、一人で食べきれそうなメニューに変えることができました。
しかし、私の次に並んでいて同じく水餃子を注文した日本人女性は、日本語でやりとりしていたためか、特にそういった忠告なく、水餃子一人で食べ切れたのかちょっと心配。
別にウェイターのお兄ちゃんがえり好みしていたわけでもなければ、私が特別小食そうに見えたわけでもなく、ただ、「英語なら言えるけど日本語ではなんて言ったらいいかわからない」って感じだったのだと思います。
こんな小さな出来事ではありますが、英語の便利さを痛感したのでした。それもあって、ショッピング時やタクシーに乗るときも基本は英語。
英語もわからない人や、タクシーで地名を伝えたいときにはペンと紙を使った漢字のやりとりもしました。
台湾華語は残念ながら「弥好」と「謝謝」が精いっぱい。いちおう『旅の指さし会話帳 台湾』も持ってはいたのですが、英語の便利さにはかないませんでした。
それにしても台湾の人たちは、私が何語を解するかも明らかでないうちからバンバン現地の言葉で話しけかてきます。それが、これまで訪れた外国とは違うところ。オースラリアやカナダ、トルコではいかにも日本人らしい私の見た目が完全に異人。そのため気を使ってか、英語で話しかけられることが多かったけど、さすがに見た目だけでは「外国人」と判断できなかったのかもしれませんね。
ところで写真は台湾名物「臭豆腐」。いきなり、かなりクセのあるメニューを注文するところも日本人には見えなかったのかも…。